絣はインドが発祥の地とされ、沖縄経由で日本に伝来したのは今から約400年前の江戸時代。それまで主流だった麻に取って代わり、その着心地のよさから瞬く間に全国に広がりました。
久留米かすりの産地は久留米市筑後平野の中心部。有明海沿岸で盛んだった綿栽培と筑後川流域の藍の栽培の融合が始まりです。
井上伝によって発明されたかすりの技法は「加寿利」と呼ばれるようになり、
後に完成された絵絣は全国有数の綿織物として発展。昭和初期には年間200万反以上を生産されるほどになり、庶民の日常着として永年親しまれてきました。そして昭和32年、国の無形重要文化財に指定。
伝によって久留米絣が誕生して約200年が経った今、時代とともにかすりの
需要、用途も変化してきました。
着物や野良着として着る機会はほとんどなくなってしまったけれど、普段何気なく着ている衣服が実は絣の生地だった、そんな風に絣が新しい形で現代の日常に溶け込んでいってくれたらいいなあと思っています。決して押し付けがましくなく、民芸的でもなく。
3/9 今日でgiは1歳。
通気性や吸収性にすぐれた天然素材のかすりの良さをもっと多くの人に知ってもらえるように、今年も頑張っていこうと思います。