今度、使用する久留米正藍かせ染めデニムの行程を紹介したいと思います。
糸はジンバブエ産の繊維の細い綿を使用。
繊維が細いことで染料が入りやすく履き込むほどしなやかさが増していく。

染色は重要無形文化財保持者池田さん。
精錬後(ゴミを取り除く作業)生の糸から天然の藍だけで染色していく。
20個以上ある藍甕で薄い藍から徐々に濃い藍へと20回染めていく。

糸を輪の状態に束ね(この状態が「かせ」)藍甕の藍に数回くぐらせると、グリーン掛かった色へ染まる。
※染料が下に落ちているのでベージュっぽく見えるが、上の部分はグリーンに変わりかけている。

輪かせに竹の棒を通し絞り上げる。
この時かなりの力で絞り上げるため「ギユッ・ギユッ」と糸がきしむ音がする。

十分に絞り切り、手を離した瞬間に空気とふれあい一瞬でブルーに変化する。

さらに空気に触れさせ酸化を促すために写真のくぼみにタタキつける。

さらに水にさらすと藍の発色が良くなる。
この作業を20回繰り返す。

この日一番、状態のよかった藍甕。
最後は藍の華咲くこの甕で染色。
この作業を繰り返すので時間はかかるが、他にはないデニムができる。